「打ち歩詰」に悩まされた詰将棋(+解答)

 最近、「頭の中で双玉詰将棋を解く」のに取り組んでいるんですが、問題が進むにつれて、ごくたまにパッと解けたりして、少しは効果が出てきたようです。
 が、その反面、短時間で短手数の詰将棋を解くことが出来なくなって、この間も早指しR対局で勝ちを逃してしまいました・・・(涙)。
 ま、それはおいといて、今回はかなり手こずった問題をアップしたいと思います。


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 「打ち歩詰」を如何に回避しながら詰めるかというのが鍵ですね。
 まあ、時間のあるときにどうぞ・・・ということで・・・。

 【失敗例1】
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 初手として考えられるのは①▲3三銀②▲1一銀③▲3一銀ですが・・・。
 まず①▲3三銀から行きますと、後手は△2一玉と落ちます。
 そこで、▲2二銀打とつなげると、当然後手は△1二玉と逃げます。
 ここで、▲1三歩と行きたいところですが、当然打歩詰になるので、王手を掛けるには▲2六玉(▲2五玉で後手玉は詰みますが、その前に△同角が待っています・・・)くらいでしょうが、当然後手は△1六角(図)と香を外して不詰になります。

 【失敗例2】
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 次に②▲1一銀ですが、これも後手は△2一玉と落ちます。
 そこで、▲2二銀打とつなげますと、当然△1二玉と逃げて・・・結局は打歩詰を避ける変化になり、やはり△1六角(図)となり、不詰になります。







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 最後に③▲3一銀ですが、これも後手は△2一玉と落ちます。
 ここでひねって▲2二歩としたいところですが、△1一玉くらいで王手されても、△1二合で不詰となるので、やはり▲2二銀打とするしかなく、それには当然△1二玉(図)と逃げます。
 ここで、不詰の感じがしますが・・・。


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 蛇足ですが、ここで▲2六玉とする開き王手は△1六角(図)です。











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 ここで歩を有効に使える手が欲しいところです。
 となると、歩で叩く手が思い浮かびますが、▲1三歩は打歩詰になります・・・。
 ・・・ここでちょっとひねって▲1三銀成!(図)として、玉をつり上げる手が絶妙です。





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 これには△1三同玉とするしかありません。
 そこでやっと▲1四歩(図)と歩で叩くことに成功しました。










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 2二へは逃げられないので、△1二玉と逃げるしかありません。
 そこへ▲3二飛成(図)とするのが軽い好手となります。










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 開き王手で玉がどこへ逃げても詰んでしまうので、△3二同角(図)はしかたない応手でしょう。
 これで、角の効きが反れて、▲2五玉と開き王手が出来るようになりました。








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 ということで、邪魔駒を消去する必要があります。
 邪魔なのは・・・1四の歩ですので、▲1三歩成(図)と成り捨てます。









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 で、玉が逃げても▲2二とまでなので、△1三同玉とと金を取りますが、そこで▲2五玉(図)と開き王手をして、完結しました。
 初手の銀の打ち場所で後の流れがガラッと変わってしまい、私の頭はパニックに落ちてしまいました・・・。






 最後に正解手順をおさらいすると、
 ▲3一銀△2一玉▲2二銀打△1二玉▲1三銀成△1三同玉▲1四歩△1二玉▲3二飛成△3二同角▲1三歩成△1三同玉▲2五玉 まで 13手詰。

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 ちなみに、最近の詰将棋のネタはこの、カンキの双玉詰将棋傑作選〈下巻〉から取っています。
 手数の概要は、
 ・5手詰  - 10題
 ・7手詰  - 16題
 ・9手詰  - 16題
 ・11手詰 - 19題
 ・13手詰 - 21題
 ・15手詰 - 10題(やすはこの辺りで奮闘中・・・)
 ・17手詰 - 8題
 ・19手詰 - 4題
 ・23手詰 - 2題
 ・25手詰 - 1題
 ・29手詰 - 1題
となっており、中級者以上が楽しめる内容かと思います。
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